2007年1月31日

ハイテクマグロソナー

マグロの一本釣り。

1本数百万のマグロ。1シーズンに1本でも、一年暮らせます。

1シーズンで0本なら収入はありません。

2本も3本も揚げる人もいれば1本も獲れない人もいます。

以前は漁師の経験と経験に裏打ちされた“感”が勝負でした。


今はソナーがあります。


マグロの居場所をソナーで探し、追いかける。

これが有るか無いかで今後の漁師生活のすべてがかかってきます。

2007年1月30日

ズルをするジュニア選手

最近では、ほぼボランティアみたいな形ですが
私はテニスを教えています。

テレビで見るプロの大会では線審と主審で大勢の審判に囲まれて試合をしますが
一般のテニス大会では自分のコートに落ちたボールは自分でジャッジする
「セルフジャッジ」という方法で進行していきます。

つまり、相手の打ったボールが自分側のコートに落ちた場合、
ジャッジする権利と義務は自分にあり、打った人が

「おいおい!今のアウトかよ!入ってるだろう!」と言っても基本的には認められません。


概ね、強いプレーヤーはずるい事をする人は少ないですが強い人の中にも
残念ながら「いつも怪しいジャッジの人」はいます。

テニスは普段、学校やクラブ単位で練習していますがどうも
“ズルイ人が多いクラブ”というのは存在するんですね。

「●●クラブのやつはジャッジが怪しい、マナーも悪い」なんて風評が立つ訳です。

もう、これはポリシーの問題です。ずるい人を根絶するのは難しいです。

ただ、ジャッジの怪しい人は、概して、相手のジャッジに対して常に不審を持っています。

「あ!あの人、私の打ったボールをアウトにした!きっと、わざとだ!」って具合です。

相手が明らかに悪意を持って故意にズルいジャッジをしているのであれば
クレームをつけるのは当然ですが、こういう“ズル”をする人は、相手が正しくジャッジしても
すぐに相手にクレームをつけ、いつも不審そうな顔をしてプレーしています。

“負けたくない”が強すぎるのですね。

“負けたくない”> 白い目で見られてもいい。“負けたくない”> 反感を持たれてもいい。

“負けたくない”> 相手を傷つけてもいい。


たとえ勝ったとしても、得られる勝利の悦びに対して
たーくさんのものを失っている事に気が付かないんでしょうか。

『おひさまの下を笑顔で歩ける強いプレーヤー』いくつか勝つこと以前に

そうであったほうが本人も幸せだと思うのですが。。。

2007年1月29日

呑馬の術

ご存知でしょうか。

伊賀忍術の一つに「呑馬(どんば)の術」というのがあります。

伊賀者得意の幻術です。

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そこここにまだ忍者が潜んでいた頃のお話です。

或る日、一人の男が村のはずれの木の下で 村人を大勢集めておりました。

男は一頭の馬の口を引き、 「今からこの馬を呑んで見せよう」 と群集に言い、
馬の後ろにまわりました。

「まず脚から呑むぞ」 男が馬の足先を咥えると「んぐんぐ…」と呑み始めました。


息を詰める群集を前に、 やがて、馬の尻、そして胴の辺りまで呑んでいきました。



そこへ、一人の侍が通りかかりました。

「おい!みな目を覚ませ!  男は馬に被さっているだけだぞ!」

みな、「はっ!」と我に返り、目をこすってよく見ると、 男はしがみつくように馬に被さっていました。

「ちい」と舌打ちすると男は去っていきました。



その夜・・・。


侍は村祭りに出かけ、夜店の灯りの中、群集をかき分け歩いていました。

突然、かかとの辺りに痛みがはしり、どうっ倒れました。

見るとアキレス腱が鋭利な刃物でスパッと斬られていたのでした。



こわ~~! (参考:以前読んだ司馬遼太郎小説です。)

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2007年1月28日

妖怪「さとり」

今日は妖怪「さとり」のお話です。

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或る日、一人の木こりが山に入り、木を伐っていると背後にジワリと視線を感じました。

そっと振り返るといつの間にか背後の切り株に奇妙な生き物がしゃがんでいました。

見た目はニホンザルに似ていますが、顔はどこか人間にも似ていて、
瞳の奥に妙に引き込まれるような強い力が感じられました。


昔から、山に棲む「さとり」という物の怪(もののけ)でした。


「さとり」は人の心が読める不思議な生き物でした。

木こりは、気付かないフリをしながら、
「こいつは珍しい。捕まえて里の物に見せてやろう。」と思いました。

するとすかさず「さとり」は身軽にパッと飛び跳ね、いいました。
「今、わしを捕まえて里の物に見せてやろうと思ったであろう」

木こりはこれは捕まりそうもないと思いました。

さとりは言いました。

「わしを捕まえるのは無理だと思ったであろう」


頭に来た木こりはこうなったら振り向き様に斧で叩き殺してしまおうと思いました。

さとりはパパッと離れて「わしを殺そうと思ったであろう」と薄笑いをしました。


きこりは諦め、また、木を伐り始めました。

「わしを捕まえるのを諦めようと思ったであろう」


無視して何度も斧を振っていると、偶然、斧の頭が飛んで

あろう事か「さとり」の首を飛ばしてしまいました。


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何でも分かっていると思うのは危険なことであり、

愚直に一つの事に集中した時、上手くいくものなのですね。

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2007年1月27日

言霊

言霊(ことだま)。---- 

発する言葉には魂が宿っているものです。


ピークを過ぎた落ち目のプロテニスプレーヤー“S”。

彼は明日の国別対抗戦の最終試合で、
若き世界チャンピオン“J.C”と対戦することが決まっていた。

世界中のテニスファンが見え透いた結果を話題にさえしなかった。

しかし、あろうことか、翌日試合後の握手でうな垂れたのはチャンピオンの方だった。

「不思議な事が起こった・・・。」 試合後、どやどやと詰め寄る記者達にSは真相を語り始めた。。。



「夕べ、僕は記者会見を受けた。
 
チャンピオンのもとに詰め掛ける記者達よりはずっと少なかったさ。  

皆、結果は予想がついているのに“明日は勝てると思いますか?”って聞くんだ。
 
僕も到底勝てる相手ではないと思っていたが、しゃくだったので“勝てるよ”って言ったのさ。  

すると今度は、“それはどうしてだ?”と詰め寄るんだ。
  
僕は見栄を繕う為に根拠を一つ一つ探して並べた。

“僕は彼よりも経験に勝る”、“このコートの状況に彼は慣れていない”、
“僕が打つボールの回転を彼は嫌がるはずだ”って具合にね。
 
コートに立った時、それが本当の事のように思えた。 
 
僕は全てのショットを自信を持って打つ事ができた。
 
そして、でっち上げた根拠の通りに事が運んでしまったんだ。」



言葉には魂があるって言います。 言霊(ことだま)ってやつです。

全ての言葉に念や魂が宿っているのですね。

ネット掲示板やメールのやり取りでの言葉も同じなのでしょう。

そして、 言霊の本当の怖ろしさは “己に帰ってくる”事だと言います。

2007年1月26日

老人と若きゴルファー

小柄な老人と若きパワーヒッター。

二人のゴルファーが一緒にラウンドしました。

右側前方に大きな木が立っていました。 老人は言いました。

「わしは若い頃にはあの木の上をラクラク通したものだ。」(^-^)。o

老人は見るからに華奢で、若い頃にも大きかったとは思えません。

若きパワーヒッターは腕まくりをしました。

「本当かい?よーし!」(`_´)


「バシィーーッ!!」 若きパワーヒッターのボールは空気を切り裂き、
木の方向へ真っ直ぐに飛んでいきました。


「バサッ・・・」(-O-;) 超えませんでした。

特に惜しくもありません。


老人は笑いました。

「ほっほっほっ(^o^)。o○  あの木はわしの若い頃は、丁度わしの背丈位だったからのう。」

そして木の左の広い場所に 「ポコ~ン」とボールを打ったのでした。

がむしゃらさも必要ですがいつも冷静な判断力も持っていないといけませんね。

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2007年1月25日

わずか5秒で。。。

人は何かのきっかけでふと我に返り 別人のように変われる事があったりします。。。


一人のテニス少年がいました。

本当にテニスが大好きで毎日毎日、心底楽しそうにボールを打っていました。

打ち解けた仲間とコートで過ごす時間が何よりも好きでした。

たまに、相手がいない時などひたすら壁にボールを打ち続け
新しく開けたボールを夕方にはパンクさせる事もあったぐらいです。


ところが・・・、

ひたむきに真摯にボールを打ち続ける彼が
試合になると、いつも周囲が驚くほど豹変しました。

相手に敵意を剥き出しにし、 時に相手のジャッジに文句を言い、
自分のプレーに不満が出てくると抑えきれずにネットを叩いたり大声を上げたり…。

勝った時は明るく笑顔満面。 負けたときは周囲を不愉快にさせるほど機嫌が悪い。

そんな彼がほんの5秒ほどの出来事で・・・。



テニス少年は 或る日、試合でとても不甲斐無いプレーをしました。

いつものように自分のプレーに腹を立て、 いつものように不機嫌に振る舞い、
そして、 負けが決まると少年はネットに思い切りラケットを投げつけました。



いや、投げつけたつもりでした。

カッとしていたため、勢い余ってラケットはネットを飛び越え
相手の少年をかすめて飛んで行ったのです。


沢山の観客や父兄が息を呑みました。



空気が凍りつきました。



その静寂の中を相手の少年はゆっくりとラケットを拾い ネットに歩み寄り、

そして---、

グリップ側をテニス少年に差し出して 「有難うございました」と頭を下げ、握手を求めてきました。



テニス少年の中で何かが音を立てて粉々になりました。

そしてベンチに崩れるように座り 当分の間立てず、 真下にうつむいた顔から
光るものがいくつもいくつも落ち コートを濡らしました。

それ以来、彼がコートで 不遜な態度を見せることは一度もありませんでした。

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そのテニス少年は 私です。

その時の情景は今もありありと思い出すことが出来ます。

相手の少年は今となっては居場所もわかりませんが 大変感謝しています。

あの5秒が少年時代の私を変えてくれました。

恥ずかしいこと。 相手を思いやること。 感謝すること。

ひとりではなんにも出来ないんだってこと。



こんなに沢山のこと。。。



わずか、5秒で。。。

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